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呟きたい
第23章 雑談④
「で? 夢がなんだって」
「夢ってさ、こう目が覚めた瞬間はすげえ鮮明なのに一旦頭から抜けると思い出そうとしても端から消えてくだろ。まるで゛なによ。今更遅いのよ゛みたいな」
「ツンデレだな」
「違うんだ」
「なにがだ」
「しかも夢はだな。そんな風にいなくなるくせに毎晩必ず姿を現すんだぜ。毎回違う服を着て。覚めようとしても繋ぎ止めようとしてきてさ。やばくねーか?」
「てめえのその妄想のがヤバイが」
「なんでだよっ。ぜってー賛同得られる発見だろーがよ」
「昼間っから何寝惚けたことほざいてんだよ。寝言は寝て言えって云うだろ。そんなに夢に萌えるんなら一生寝てろ」
「やだよ。夢より忍のがツンデレで可愛いげがあるし」
「は?」
「夢より忍のがツンデレで」
「二回言うな馬鹿がっ」
「可愛い」
「殴るぞ」
「マイクで?」
「……ちっ」
「なんで舌打ち」
「ふ……別に」
「ベツニ~? またですか」