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呟きたい
第24章 姿勢①
「はいさい」
「久しぶりだね」
「七月ぶりかな? 瑠衣です。ども」
「じゃあ敢えて片桐と名乗ろうか」
「やめなさい。面倒だから」
「ニューですよ。姿勢について」
「ま、雑談では終わらせたくない雑談だと思ってくれれば結構です」
「正式名称は小説に対する人間としての姿勢」
「読者とも作者とも限定しないのはどちらかに絞った意見におさめられそうにないから」
「トップで語るのはもう疲れたんで」
「呟き垂れ流しても仕方ないし」
「そうだなぁ……別にコメントが欲しい訳じゃないんだよね」
「煮えたぎっている心のうちをちょっとだけ晒させてちょうだい程度に受け止めてくれたら幸い」
「これを語れる方はいないんだ。私の生んだ方々のなかにはね」
「ハルならいけそうだけど、あの子は饒舌になるときは言葉が脳に追いつかないから……」
「てわけで暫し語らせてくださいな」
「対話形式に意味はなしです」