この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
呟きたい
第39章 コラボ雑談
「……」
「……」
「……おう」
「……はい」
「ポッキーの日やったってことで呼ばれたわけやけど」
「はい」
「なんでそれこそ」
「コラボでやんだよ、って話」
「誰やねん」
「紅乃木哲と申します~、高校三年です」
「そっちのか」
「そっちのです」
「……」
「……」
「……いや、普通にこの空気は予測できたんちゃうか」
「ですよねえ。汐野さんでしたっけ」
「おう」
「関西の」
「おう」
「ヤクザの」
「ヤクザあらへんが」
「え、違うの?」
「んー、似たようなもんかも」
「ふうん」
「急にタメになったなあ?」
「いやだって、関西弁に対して敬語ってやりにくくないかなって」
「ま……せやけど」
「汐野さん」
「なんや」
「ここにポッキーとプリッツあるんだけど、どっちがいい?」
「なんで二択なん」
「え? だって今日は」
「……ああ」
「あなたも私も?」
「……言わんで」
「言わないかあ……」
「プリッツ」
「味は?」
「任すわ」
「じゃあ……緑茶」
「そんなんあんの?」
「ありました」
「……へぇ。おもろいな」
「あ、メモ。なんか久しぶりだ」
「なんやそれ」
「この部屋の管理人からの指示が書いてあるメモ」
「なんやそれ……」
「ぶっ」
「あ?」
「いや……っ、え? おれそんなキャラじゃないじゃん……えー……みぃずきにやらせればいいのに」
「なんやぶつぶつぶつぶつ」
「いやあ……」
「ん?」
「汐野さん」
「なんや」
「くわえてください」
「ん」
「……意外にあっさりと」
「……ん?」
「え」
「……」
「え、いや、乗り気?」
「ん」
「は……はは」
「……途中で折んなや」
「折るでしょう」
「つまらんなあ」
「なんで慣れてんの」
「べつに。これより太いのくわえんのに慣れてるからやない?」
「……わー」