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呟きたい
第39章 コラボ雑談

「……」

「……」

「……おう」

「……はい」

「ポッキーの日やったってことで呼ばれたわけやけど」

「はい」

「なんでそれこそ」

「コラボでやんだよ、って話」

「誰やねん」

「紅乃木哲と申します~、高校三年です」

「そっちのか」

「そっちのです」

「……」

「……」

「……いや、普通にこの空気は予測できたんちゃうか」

「ですよねえ。汐野さんでしたっけ」

「おう」

「関西の」

「おう」

「ヤクザの」

「ヤクザあらへんが」

「え、違うの?」

「んー、似たようなもんかも」

「ふうん」

「急にタメになったなあ?」

「いやだって、関西弁に対して敬語ってやりにくくないかなって」

「ま……せやけど」

「汐野さん」

「なんや」

「ここにポッキーとプリッツあるんだけど、どっちがいい?」

「なんで二択なん」

「え? だって今日は」

「……ああ」

「あなたも私も?」

「……言わんで」

「言わないかあ……」

「プリッツ」

「味は?」

「任すわ」

「じゃあ……緑茶」

「そんなんあんの?」

「ありました」

「……へぇ。おもろいな」

「あ、メモ。なんか久しぶりだ」

「なんやそれ」

「この部屋の管理人からの指示が書いてあるメモ」

「なんやそれ……」

「ぶっ」

「あ?」

「いや……っ、え? おれそんなキャラじゃないじゃん……えー……みぃずきにやらせればいいのに」

「なんやぶつぶつぶつぶつ」

「いやあ……」

「ん?」

「汐野さん」

「なんや」

「くわえてください」

「ん」

「……意外にあっさりと」

「……ん?」

「え」

「……」

「え、いや、乗り気?」

「ん」

「は……はは」

「……途中で折んなや」

「折るでしょう」

「つまらんなあ」

「なんで慣れてんの」

「べつに。これより太いのくわえんのに慣れてるからやない?」

「……わー」
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