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呟きたい
第16章 振り返り

せっかくだから本音も話そうか
後から見て反省点にしたい
一年経った今は、明らかに古株って立ち位置でさ
ニュースの口調も変わった
過激かなって意見も書くようになってきた
そしたら当然うざったがられることもある
何様だってね
この歳にしてお局みたいに言われることもある
少しずつ変化してきた自分の位置に戸惑い始めてる自分がいて……
今の自分は余裕がなくて好きじゃない
ファン様方がボタンを押してくれた瞬間の私に常に負けている
そういう焦燥感が付きまとっていて
そんな中で「え?」って思う作者や作品に出逢うと思いが爆発しそうになる
でも情けない姿は見せたくない
師としていた作者がいなくなってから、本当に不安定になってきている
闇雲です
デビューからずっと
いつも必ず「ども、瑠衣です。」っていう理由もここにあって。
自分は瑠衣って作者なんだっていつも言い聞かせて、さ
メッセとかで瑠衣って呼ばれるのはそういう意味で凄く励みになる
だから強気でいられる
自分の言葉を信用できる
中傷に傷つかない作者はいないけど、転換出来る作者なら無数にいて……その域に達するのはまだなのかなってたまに考える
コンテストが終わるその日が愉しみで仕方ない理由の一つだね
自分はそうなっているかなって
ファンの前で誇って瑠衣ですって胸張れるかなって
ああ、すみません
記念日なのに弱音ばかり
でも吐かせてください
明日からはまた気丈にいつもの瑠衣が現れるから
前に、作者の瑠衣とニュースを書く瑠衣は別人だって話をしましたね
それは今でも変わっていなくて、たまに現れて痛烈な言葉を吐いていくのは強い方の自分だったりする
二重人格とはまた違う
不思議な隣人
彼女がいないと、きっと他人に負けるんだろうな
片桐と、瑠衣
私は片桐
瑠衣を名乗るほど強くない
そろそろ追い付きたいな

