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呟きたい
第17章 雑談③

 「あぁあーっ!! うざってぇな黙ってろクソが」

 「ちょっとちょっと、落ち着け忍。読者引いてるぞ」

 「ああ!?」

 「いや、一体どうした。スマホ相手に怒鳴り散らして」

 「あ……拓か。昨晩から俺のブログ荒しが鬱陶しくってな」

 「は? 忍ブログやってんの!?」

 「言ってなかったか?」

 「きぃいいてねえよっ! なんだそれ俺が呟きの村とかミクシアンとかフェイスバックに誘っても一切乗らなかったくせに自分はせっせとブログの運営ってか! どうせオレとはデジタルでまで絡みたくないんだろっ? うわぁああ忍が尻軽になっちまったぁあ」

 「とりあえず落ち着け単細胞」

 「誰が単細胞だ」

 「誰が尻軽だバカ野郎」

 「いつからやってんの?」

 「あー……先月か」

 「はいもう有罪確定。今夜は寝かせないし優しくするつもりもないからね忍。泣き叫ばせてあげるよ」

 「ちょちょッッ、まて! こんなところで……は、さかんな……ッッこの万年発情期が!」

 「……マイクで殴るか普通」

 「てめぇがいきなりおかしくなるからだろっ」

 「で、その荒しってなに」

 「別に大したことはねえけど……やけに馴れ馴れしくコメントつけてくんだよ。最近このバロックってコミュで人気の野郎らしいけど」

 「はい、バロックのショウヤだな。オレが今夜潰しとく」

 「おう。助かる」

 「そしたらご褒美&お仕置きな」

 「お仕置きは意味わかんねぇよっ」
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