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私は犬
第16章 人並みになりたい*
すっかり酔いが醒めてしまった。今、すべき事を考えなければ…。

「先ほど、契約だと仰いましたよね。それに追加事項を設ける事は可能ですか?特約的なものとか。」

ここで舐められたらおしまいよ。契約は戦いだから、出来るだけ偉そうにしなくちゃ、負けちゃうの。孝徳さんも、そう言ってたもの。

「ええ。何か希望があるならお伺いしましょう。但し、お互いに3つ迄。」

互いに3つずつなら、フェアだわ。絶対に外せない事は………。ええと。

「では、こちらから。宜しいかしら?」

「どうぞ。」

「1つ目は、私を玩具として扱わない事。これは何があっても外せません。」

「いいでしょう。」

「2つ目は、仕事やプライベートにこの関係を持ち込まない事。特に職場では親しい素振りをなさらないで。あくまでも、身体だけの関係にとどめて頂きたいわ。私、先程も申し上げましたが、結婚も恋人も必要としておりませんの。」

「3つ目は、目的を達成したら、即ち、この場合は私が人並みの女性になったと認められたら、関係を直に解消する事。」

「妥当ですね。貴女の要望は3つですが、私からは1つだけ。2人で過ごす時間の主導権を、全てお引き渡し願いたい。」

「それは例えば?」

「2人でいる時は、精神的な面のみで構いません。私の作った国の住民になって頂く。」

「あなたの国に住むの?私が?」
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