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私は犬
第24章 オシッコの穴*
なんだか恥ずかしくて顔を上げたくない。目の前の有史さんの胸に隠れるように顔を埋めた。こんな顔、見られたくないもの…。

「今日も午後からバレエ行くのか?」

そうね、土曜日だから行くわ。プロになりたい訳じゃないし、なる為には練習量が足りな過ぎる。運良くなれた所で、プリンシパルなんて絶対に無理だし、コールドバレエでさえ怪しい。

でも、好きなの。上手くなくても踊っているのが楽しいの。研修生達の踊る姿でさえ、見ているだけで幸せな気持ちになれる。だからずっと続けたい。あの世界の隅っこに自分も居たいの。

何となしに、有史さんの腕の中で、そんな事を言い訳がましく呟くと、黙ったまま頭を撫でてくれた。これって頑張れって応援してくれているのかな?ちょっと心がくすぐったいけどいい気分。なのに……。

「…チンコ勃った。やらせろ…。」

そう言って、お尻を撫で始めた…。ちょっと待ってよ!今、せっかくいい気分だったのに、ちょっとだけいい人かも?って思ったのに、台無しにしないでっ!全くもうっ!

「やめてっ!せめて歯を磨いてからっ!」

そう言ったのに、無理矢理おマンコに手が伸びてきた。なんて強引なんだろう……。それに今日やったら、残りが41日分になっちゃう……。
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