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私は犬
第24章 オシッコの穴*
お稽古が終って外へ出ると、有史さんの黒い肝炎が待っていた。
「ただいま。」
「お帰り。飯、食いに行かね?」
はぁ…。またご飯の話ですか。渋々助手席に身を滑り込ませると、車はスーっと走り出した。一旦、車を置きに戻ってタクシーで向かう。なぜ、こんな面倒な事をするの?と尋ねたら『俺だって飲みたい。それに、たまに動かさないとバッテリーが上がる。』と言われた。ふむふむ、有史さんにも色々事情があるのね。
向かった先は麻布十番。タクシーでそう運転手さんに告げていたから間違いない。の、ステーキハウスだった。看板には炉って書いてあるけどおしぼりにはsakaiって書いてある。なんで?
中はオープンキッチンで、音羽さんが名前を告げるとカウンターに通された。
日本ではあまり見掛けないワインが沢山ある。こういう時は面倒だからお店の人にお任せするのが一番いい。と思っていたら、有史さんもそうしたから少しビックリした。
最初に出てきたのは、お肉のお刺身。へー。さっぱりしている。これならイケる。でも2切れも食べれば十分ね。
お野菜が沢山あって、エリンギやアスパラを炭火で焼いてもらう。添えられたスダチを搾って食べると美味しい。鮑や海鮮を少しだけつまんで。シャトーブリアンを必要なだけ焼いてもらった。
※だから肝炎はカイエンなんだってばよ。ポルシェの
「ただいま。」
「お帰り。飯、食いに行かね?」
はぁ…。またご飯の話ですか。渋々助手席に身を滑り込ませると、車はスーっと走り出した。一旦、車を置きに戻ってタクシーで向かう。なぜ、こんな面倒な事をするの?と尋ねたら『俺だって飲みたい。それに、たまに動かさないとバッテリーが上がる。』と言われた。ふむふむ、有史さんにも色々事情があるのね。
向かった先は麻布十番。タクシーでそう運転手さんに告げていたから間違いない。の、ステーキハウスだった。看板には炉って書いてあるけどおしぼりにはsakaiって書いてある。なんで?
中はオープンキッチンで、音羽さんが名前を告げるとカウンターに通された。
日本ではあまり見掛けないワインが沢山ある。こういう時は面倒だからお店の人にお任せするのが一番いい。と思っていたら、有史さんもそうしたから少しビックリした。
最初に出てきたのは、お肉のお刺身。へー。さっぱりしている。これならイケる。でも2切れも食べれば十分ね。
お野菜が沢山あって、エリンギやアスパラを炭火で焼いてもらう。添えられたスダチを搾って食べると美味しい。鮑や海鮮を少しだけつまんで。シャトーブリアンを必要なだけ焼いてもらった。
※だから肝炎はカイエンなんだってばよ。ポルシェの