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私は犬
第25章 罪には罰を*
木曜日
仕事を終えて自宅に戻ると有史さんは既に出張から戻っていた。
「お帰り。飯できてんぞ。」
そう言われてギクリとする。顔を合わせたくない…。
「ただいま。お風呂入ってくる…。」
慌ててバスルームへ駆け込んだ。
あれから何度も何度もオナニーをした。触ったらいけないと分かっているのに、我慢する程に触りたくて。
クリトリスを触ると気持ち良くて。何度も逝った後に、急に我にかえって。
バレたらどうしようって考えると不安で不安で堪らなくなるのだけど、
クリトリスを触ると物凄く安心して、気持ちが楽になって。だから、またオナニーしちゃう。
結局、頭の壊れた猿みたいに、クリトリスでオナニーをし続けた。
身体を洗いながら、心臓のバクバクが止まらない。有史さんにバレる。きっとバレる。そしたら私、何をされちゃうんだろう…。シャワーで身体を流していると、有史さんが入ってきた。
「はぁ〜っ。会いたかった……。」
そう言って後ろから抱きしめられた。どうすればいい?私、どうすればいい?
「それ寄越せ。背中流してやる。」
私からシャワーヘッドを奪って、背中を流してくれた。大きな手がお湯と一緒に背中を滑る。
「どした?何かあったのか?」
「何もない…。」