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私は犬
第25章 罪には罰を*
レンスキー怒った!でも、エフゲニーに決闘なんて申込んじゃ駄目…。ほら……。負けちゃったじゃない。腹がたっても無視すれば良かったのに……。

エフゲニーも、お友達を殺めて苦しむ位なら、最初から決闘なんて受けるべきじゃ無かったのに。今さらセンチメンタルジャーニー?感傷旅行なんて似合わない。

オリガは、さっさと別の人と結婚しちゃうし。自分のせいなのに図太いな…。

タチヤーナは、思い出の中のエフゲニーに心を悩ませるばかりだし。まだ好きなの?つうか、エフゲニーの留守宅に入って色々漁るのヤバいからそれ!

そんなタチヤーナを心配した母親が、結婚相手を探そうとあれこれするの、分かるわ…。これじゃストーカーみたいだもの。

感傷旅行に飽きたって、エフゲニーが戻ってきた。何処で何をしても飽きるのね、この人は。

公爵夫人になったタチヤーナに今さら惚れても遅いのよ。手紙なんか書いても無駄。ほら返事なんて来ないでしょ?ザマーミロ。

一冬悩み抜いたからって、今さら押しかけるなんて、強引すぎない?タチヤーナは今でも貴方が好きだけど、もう遅いのよ……。今さら遅いの…。

タチヤーナはこうしてエフゲニーの前から、永遠に姿を消すのね……。

タイミングが…。合わなかったのね、この2人……。
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