この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は犬
第30章 主導権*
ちょっと!何で固まるのよ。その目は何?そんなに大きく開いたら、目玉が床に落ちるわよ。口あけてないで閉じなさいってば。お口に虫が入ったらどうするの?あれ、ちょっと酸っぱいんだからねっ!
「どうしたの?私とセックスするのは嫌?」
「いや…。そういう訳じゃ…ない…。」
「絶対に怪我させないで。それ以外なら、好きにしていいわ。」
私が条件を提示するのだから、向こうの条件も飲まないとフェアじゃない。
「……分かった。」
あれ、有史さん、ちょっと目付きが変わってない?私、何かおかしな事を言った?
「…行こう……。」
「歯、磨きましょ。」
あ、被った…。こういう場合は、間違いなく歯磨きが優先でしょ。私が先導して2人で歯を磨く。準備があるから待てと言われて、ダイニングを片付けながら待っていると、有史さんがやってきて納戸へ連れていかれた。
「ここに吊るさせろ…。」
納戸へ入るなり、懸垂用のチンニングスタンドの前に立たせると、私を抱きすくめながら、有史さんはそう言った。
「吊るす?ここに?」
懸垂用の大きなスタンドだから、吊るす事は出来ると思う。耐可重も問題ないだろう。
というか、納戸がジムになってたなんて知らなかった…。あの綺麗な広背筋は、ここで作られたものかもしれない。
「どうしたの?私とセックスするのは嫌?」
「いや…。そういう訳じゃ…ない…。」
「絶対に怪我させないで。それ以外なら、好きにしていいわ。」
私が条件を提示するのだから、向こうの条件も飲まないとフェアじゃない。
「……分かった。」
あれ、有史さん、ちょっと目付きが変わってない?私、何かおかしな事を言った?
「…行こう……。」
「歯、磨きましょ。」
あ、被った…。こういう場合は、間違いなく歯磨きが優先でしょ。私が先導して2人で歯を磨く。準備があるから待てと言われて、ダイニングを片付けながら待っていると、有史さんがやってきて納戸へ連れていかれた。
「ここに吊るさせろ…。」
納戸へ入るなり、懸垂用のチンニングスタンドの前に立たせると、私を抱きすくめながら、有史さんはそう言った。
「吊るす?ここに?」
懸垂用の大きなスタンドだから、吊るす事は出来ると思う。耐可重も問題ないだろう。
というか、納戸がジムになってたなんて知らなかった…。あの綺麗な広背筋は、ここで作られたものかもしれない。