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私は犬
第32章 我慢の限界*
口の中のチョコなんて、あっという間になくなって、はぁ〜っ、お酒足りない…。
空いたお皿を片付けるフリをしながら、キッチンへ向かう。ジョンめ…犬の分際で、お酒どこに隠した…。探し出してやる。このまま、犬に負ける訳にはいかないわ。
流しの下にはそれらしい物は無い。オーブンの中や、食洗機の中にも何も無かった。諦めながらキャビネットの下を開けた時、色々な酒瓶がお行儀良く整列しているのが目に入った。あった!見っけたぁっ!
もう、アルコールなら何でもいいわ。と思いながら、瓶を調べる。ふと、【焼酎 吉四六】と書かれた壺が目に入った。焼酎…これなら水の振りして飲んでいられる…。私、頭良すぎるっ!ファビュラスっ!
氷を入れたタンブラーに、吉四六とやらを並々注いでリビングに戻った。有史さんはカレーを食べ終えて、テレビを見ている。この様子なら、こうやって焼酎飲んでいてもバレないと思う。
少し離れた場所に座って、テレビを眺めながら焼酎を口にした。チョコ、もう1つだけ食べちゃおう…。口の中の幸せを噛みしめながら、焼酎を舐める。この焼酎とチョコ、相性が良いような悪いような微妙な感じ…。もっとお酒に癖があれば合う気がしなくもないのだけれど。
空いたお皿を片付けるフリをしながら、キッチンへ向かう。ジョンめ…犬の分際で、お酒どこに隠した…。探し出してやる。このまま、犬に負ける訳にはいかないわ。
流しの下にはそれらしい物は無い。オーブンの中や、食洗機の中にも何も無かった。諦めながらキャビネットの下を開けた時、色々な酒瓶がお行儀良く整列しているのが目に入った。あった!見っけたぁっ!
もう、アルコールなら何でもいいわ。と思いながら、瓶を調べる。ふと、【焼酎 吉四六】と書かれた壺が目に入った。焼酎…これなら水の振りして飲んでいられる…。私、頭良すぎるっ!ファビュラスっ!
氷を入れたタンブラーに、吉四六とやらを並々注いでリビングに戻った。有史さんはカレーを食べ終えて、テレビを見ている。この様子なら、こうやって焼酎飲んでいてもバレないと思う。
少し離れた場所に座って、テレビを眺めながら焼酎を口にした。チョコ、もう1つだけ食べちゃおう…。口の中の幸せを噛みしめながら、焼酎を舐める。この焼酎とチョコ、相性が良いような悪いような微妙な感じ…。もっとお酒に癖があれば合う気がしなくもないのだけれど。