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私は犬
第32章 我慢の限界*
翌日、リビングに行くと、ソファーで剛ちゃんとアルメリコが寝ていた。どうでもいいけど…。
「おはよう。2人とも起きてっ!アルメリコ、私の朝食はどこ?」
テーブルにはお酒の瓶が転がっている。何時まで飲んでたのよ…。全く。
「わたし、朝御飯は要らないわ…。」
誰も、剛ちゃんの朝食の心配なんかしてないつぅの。アルメリコはピクリとも動かない…。駄目だこりゃ…。
メインダイニングを覗くと、綺麗に片付いていた。きっと春木さん達が片付けてくれたのね。
キッチンに行って冷蔵庫を物色する。チェリーとベリーとヨーグルトを出していると、紙包みを持った横田さんが顔を出した。
「おはようございます。パン、もらって来ましたよ。」
「ありがとう。パンが無くてどうしようかと思ってたの。」
横田さんは、普段、アルメリコが働いている近所のホテルまで、わざわざ行ってきてくれたらしい。
「昨日の残りですけど、食べますか?」
「残りで十分よ。ありがとう。」
横田さんは、コンロの上のお鍋を火にかけて、温かい具だくさんのスープをよそってくれた。
これ、アルメリコの味付けとは違う。もしかして、横田さんが作ったのかしら?
アルメリコだけじゃ駄目ね。次からは他にも誰か頼まなきゃ…。秘書さん達がお気の毒だわ。
「おはよう。2人とも起きてっ!アルメリコ、私の朝食はどこ?」
テーブルにはお酒の瓶が転がっている。何時まで飲んでたのよ…。全く。
「わたし、朝御飯は要らないわ…。」
誰も、剛ちゃんの朝食の心配なんかしてないつぅの。アルメリコはピクリとも動かない…。駄目だこりゃ…。
メインダイニングを覗くと、綺麗に片付いていた。きっと春木さん達が片付けてくれたのね。
キッチンに行って冷蔵庫を物色する。チェリーとベリーとヨーグルトを出していると、紙包みを持った横田さんが顔を出した。
「おはようございます。パン、もらって来ましたよ。」
「ありがとう。パンが無くてどうしようかと思ってたの。」
横田さんは、普段、アルメリコが働いている近所のホテルまで、わざわざ行ってきてくれたらしい。
「昨日の残りですけど、食べますか?」
「残りで十分よ。ありがとう。」
横田さんは、コンロの上のお鍋を火にかけて、温かい具だくさんのスープをよそってくれた。
これ、アルメリコの味付けとは違う。もしかして、横田さんが作ったのかしら?
アルメリコだけじゃ駄目ね。次からは他にも誰か頼まなきゃ…。秘書さん達がお気の毒だわ。