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私は犬
第11章 【第2章】リスタート

「おはよう。ってあんたっ!思った通りだわ。そんなモッさい格好して。ちょっとこっちいらっしゃいっ!」
何で?剛ちゃんがいるの?どこから入ったの?というか、スタバ行かなきゃ!
「あんた。どこ行くのよ。いいからいらっしゃい。」
「す、スタバ…。」
剛ちゃんに腕を取られて向かった隣室は、おば様のお宅に雰囲気の似た応接室だった。
剛ちゃんは応接室の片隅の扉をグイと開けて、そこに私を引っ張り込む。
中にはお洋服がたくさんあって。あーでもない、こーでもないと言いながら選ぶと、「コレ着なさい。」と言って扉を閉めて出て行った。
黒のウィンドウペンのスカートに、5つボタンの黒いジャケット。パンプスはベージュ。仕方なく着替える。だって剛ちゃん怒ると怖いんだもの。
クローゼットから出ると、「今度はこっちよ。」と違う扉に押し込められ、朝からパタパタと顔をいじくりまわされる。
鏡越しに周りを見るとそこはパウダールームで、剛ちゃんが開けた引き出しには、ごちゃごちゃと色々な物が詰まっていた。
「はい、上みて。」
「目だけっ!首は動かさないっ!何度言わせんのよっ。」
「はい、今度はこっちみて。」
「ちょっと笑ってみて。」
言われるがままに従いながら、どんどん顔が出来上がっていく。
何で?剛ちゃんがいるの?どこから入ったの?というか、スタバ行かなきゃ!
「あんた。どこ行くのよ。いいからいらっしゃい。」
「す、スタバ…。」
剛ちゃんに腕を取られて向かった隣室は、おば様のお宅に雰囲気の似た応接室だった。
剛ちゃんは応接室の片隅の扉をグイと開けて、そこに私を引っ張り込む。
中にはお洋服がたくさんあって。あーでもない、こーでもないと言いながら選ぶと、「コレ着なさい。」と言って扉を閉めて出て行った。
黒のウィンドウペンのスカートに、5つボタンの黒いジャケット。パンプスはベージュ。仕方なく着替える。だって剛ちゃん怒ると怖いんだもの。
クローゼットから出ると、「今度はこっちよ。」と違う扉に押し込められ、朝からパタパタと顔をいじくりまわされる。
鏡越しに周りを見るとそこはパウダールームで、剛ちゃんが開けた引き出しには、ごちゃごちゃと色々な物が詰まっていた。
「はい、上みて。」
「目だけっ!首は動かさないっ!何度言わせんのよっ。」
「はい、今度はこっちみて。」
「ちょっと笑ってみて。」
言われるがままに従いながら、どんどん顔が出来上がっていく。

