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私は犬
第12章 歓迎会
仕事を終えて指定された居酒屋という所に到着する。初めて来た…。店内に足を踏み入れ、店員の方に会社名を告げると部屋に案内された。
既にみんな揃っていて、邪魔にならないよう、こっそり末席に座った。
飲み放題とか。言われてもよく分からないわ。店員さんに皆さんが飲んでいる物と同じ物を。とお願いすると、程なくして「ウーロンハイです」と茶色い飲み物が供された。
これ、烏龍茶よね?ちびちび舐めながら、みんなの様子を観察する事にした。
テーブルにはお料理がいっぱい並んでいるけれど、皆さん余り手を付けていないのは、美味しくないのかもしれないわ。鍋があるから和風のお店なのね。きっと。
右机の池ノ内さんは、やっぱり前机の笹木さんと仲良しなのね。時々、目配せしあってるから、そんな気はしていたのだけれど。気だけじゃ駄目よね。証拠が無いもの。
鮎川さんは、数名の男性の輪の中にいて、親しげにお話ししてる。
化粧室の、気の毒な主任ファンとちーちゃんってどの方かしら?
そっと視線で探ると、春らしい柄物のお洋服に目を惹かれた。隣にはシンプルな白いカットソーの女の子がいる。
既にみんな揃っていて、邪魔にならないよう、こっそり末席に座った。
飲み放題とか。言われてもよく分からないわ。店員さんに皆さんが飲んでいる物と同じ物を。とお願いすると、程なくして「ウーロンハイです」と茶色い飲み物が供された。
これ、烏龍茶よね?ちびちび舐めながら、みんなの様子を観察する事にした。
テーブルにはお料理がいっぱい並んでいるけれど、皆さん余り手を付けていないのは、美味しくないのかもしれないわ。鍋があるから和風のお店なのね。きっと。
右机の池ノ内さんは、やっぱり前机の笹木さんと仲良しなのね。時々、目配せしあってるから、そんな気はしていたのだけれど。気だけじゃ駄目よね。証拠が無いもの。
鮎川さんは、数名の男性の輪の中にいて、親しげにお話ししてる。
化粧室の、気の毒な主任ファンとちーちゃんってどの方かしら?
そっと視線で探ると、春らしい柄物のお洋服に目を惹かれた。隣にはシンプルな白いカットソーの女の子がいる。