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第4章 Stage.4

「将来は何になりたいの？」

「まだ……考えてはいないんですけど……」

「ＯＫ、まぁ学生ローンも未来の投資さ。この仕事を覚えたらずるずる抜けられなくなる子もいるけど、大学生限定てところでひとつの節目はあるようだ。
あの女社長はそうとうな修羅場を潜り抜けたからね。
そして、君の選択は１００％正解さ。僕は色々な風俗業界や援交ビジネスを取材し、ＡＶ男優のバイトもしたけど、ほとんどの子が金が目当てでしていたのだが、使う目的は借金返済ではなかった」

彼は延々と私に意見を問うような質問を繰り返しながら、タブレット端末を取り出す。

「現在の奨学金、未返還金は総額約９５０億円。風俗でバイトする学生もいる中で、風俗は都会だと需要側が供給より追いついていない……どうしてだと思う？」

「ん～？」

お客様が少ないのに対し、キャストが多いってこと？

「ガキが……ＪｋやＪｃが年増のＪＤより安く抱けるからさ。彼女達は合法的に売春ができないから援助交際をするしかない。しかし、このネット社会では風俗で働きたくても働けないガキが皮肉にも風俗業界を圧迫している。
そして中古のガイノイドまで参入している。どうしてか？この不景気で風俗で遊べなくなった男達も金は貯まらないのに精は溜まってしまうから安い金で抱ける女の子に需要が傾いてるのさ。一晩６０００円で抱かれたくないだろ？」

「それは無理です」