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第19章 ●代償

「ゆず、静かにして」

え？なに？口の前でシーと
人差し指を立てる港さん

“くちゅっくちゅっ”

「ゆずから出てる音だよ」

さらに顔を真っ赤にさせ
喘ぎ出すゆず

「ホラ」
また、音を聞かせてやる

『みなとさんっ！』

「ん？どうした？」

『何か来る…』

俺はまだ指さえ入れていない
入り口をくちゅくちゅと
円を描くようにしているだけ

それだけで
イキそうになっているゆずは、

俺の手に

しがみついている

「もう、イく？」

『分かんないっ！ヤダっ助けて』