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ゆずの譲れない物
第6章 ○免疫
嬉しすぎて、

言葉にできない

現実味がなくて…

表現のしようがない


ただ、嬉しくて嬉しくて


時間がたっていることも、
気づかないくらい


嬉しすぎて余韻に浸っていた



『ぐすん』


え?

音がして

視線を送ると、

出会って間もない
愛する愛しい人が、

静かに涙を流していた

そして、こんな時も


俺は、
涙を流す彼女を


キレイだと
思ってしまっていた
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