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みにくいオンナノコ
第11章 ・・・11
そんなこといちいち気にしてる暇もない
「ごめん、勉強で忙しいんだ」
「何よ、今までしてなかったくせに
また真面目な地味な子になるのね」
「うん、そうだね」
私の相手にしてない感が気に入らないカナは一瞬私の机を蹴った
その反動で机の上に置いてある筆箱や教科書が一気に床にばらまくように落ちてしまう
「もう…邪魔してこないでよ…」
「大丈夫?」
運よくというか見てたのかはわからないけど、そこにユウマが一緒に落ちた教科書を拾ってくれた
「あぁ…ありがとう」
「最近、頑張ってんな、勉強」
「まぁね。このまま高校行けなくなるのはやっぱお母さんに申し訳ないし」
「もし、わかんねーとこあったら教えてやっから」
ユウマは相変わらず優しい
素直な気持ちになれるし、一緒にいると落ち着けれた