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みにくいオンナノコ
第12章 ・・・12
結局その日ヒロは来なかった
少し安心していた自分もいたし、それはきっとユウマも一緒だったと思う
「あー、腹減った
んで、お前何か作れんの?」
「作れるわよ!」
「俺今日、中華の気分」
「なんでそんな本格的なもの作らなきゃダメなのよ!」
「えーだってお前料理できるっつったからー…」
ユウマとの帰り道
いつも通りで…
でも
これを望んでいたのかなって
思ってしまう自分は最低なのかもしれない
これからきっと家でユウマに抱かれる
それでも
抱いてもらえないよりは寂しくない
私は男の人に抱かれて初めて自分の存在が
そこにある理由になる気がして
寂しい女だなって改めて思った