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みにくいオンナノコ
第16章 ・・・16
電車を降りると、さすが日曜日ってだけあって家族連れやカップルや友達同士の人達で混んでいた
「やばいねー
っていうかあたし遊園地とか久しぶり!」
「ワクワクするな!」
ミクはヒロへ
ユウマは私へ
今日はずっとこんな掛け合いをしてる
「先に行っとけよ
俺、トイレでタバコ吸ってくるし」
「えー!!ヒロ君いないとか寂しいじゃん!」
ヒロは入園するとさっさとトイレの方へと行ってしまった
「ほんっと自由だよね~ヒロ君は~」
「お前~人の前でベタベタすんなよあんまり~」
「えー、いいじゃん別に~
ユウマだって恥ずかしがってないでサエと手繋げばいいじゃん!」
「ばっ…!恥ずかしいだろうが!」
「あはは~可愛い~」
「うるせー!可愛いとか言われても嬉しくねぇよ!」
ミクとユウマのそんな会話を聞きながらもユウマは私の方をチラチラと見て手を繋ごうとしている気がした