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みにくいオンナノコ
第16章 ・・・16
電車の中で何度もミクからの着信があったけど出る気にもなれなくて
そんな私を見かねてユウマが電話に出てくれて先に帰るということだけを伝えてくれた
きっと電話の向こうで何度も「なんで?」って聞かれたはずなのに「俺のお腹が痛くなった」なんて嘘までついてくれて
それなのに
私はヒロのことで頭がいっぱいになって隣にいるユウマのことなんて全然気にかけてあげれなくて
何も言えなくて
家まで送ってくれたユウマは心配して「一緒にいようか?」なんて言ってくれたけど
「今は1人になりたいから」とだけ伝えて玄関の扉を閉めた
自分のしてることが最低なこともわかってる
わかってるんだけど