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第1章 ・・・01

「おはよう、サエコ」


唯一、小学生の頃から仲良くしてくれているカナは私を見つけると挨拶をしてくれる


「おはよう。今日、放課後…暇？」


「暇だけど…珍しいね、サエコから誘ってくれるなんて。
いっつも私がサエコの家に漫画読みに行くことくらいしかなかったし」


「うん…どうしてもカナに聞いてほしいことがあって…」




「別に。いいけど。重たい話？」


「ううん、そんなんじゃないよ」


「じゃぁ、放課後ね」



カナはなんでこんなブスと一緒にいてくれるんだろう
聞いてみたいけど同情だったりしたら傷つくし、何せどんな理由でも仲良くしてくれていることがとても嬉しい