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第1章 ・・・01

カナは読み終えると顔を赤く染めてこっちを向いた


「サエコ…こういう漫画好きだったっけ…？」


「最近かな。こういうのに興味を持ち出したのは」


「ごめん。サエコはこういうの苦手だと思ってたから特に話題にも出さなかったし…何せ興味ないと思ってた」


「まぁ…みんなそう思ってると思う」


「感想だけど…すごく恥ずかしいって読んでて思ったけど気持ちよさそうだなとも思ったかな」


「そうだよね
私もそう思ったんだよね」


「サエコがねえ…」



カナは少しニヤニヤしながら私の横に座った


「実際…その…経験ってものは…」


「聞かなくてもわかってるくせに
私のことなんか抱いてくれる男性なんていないよ」


「でもそういう機会があったらしてみたいってやっぱり思う？」







「正直、怖いけど…思う」