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官能ショートショート『25年目のお医者さんごっこ』
第1章
「ねえ、覚えてる? 小さい頃、ケンちゃんとお医者さんごっこしたの……」
「……飛び火すると悪いので、念のため反対側にも、塗りますね……」
「あっ、ちょっ……幼稚園の年長のときよ……あっ……」
「……念のため、上の方にも塗りますねえ」
「ちょっと、そこは……あれは幼稚園の帰りだったわ……あっ……」
「そうでしたね……」
「今と同じように……あっ……ケンちゃんがお医者さんの役で……やっ……私、今みたいにケンちゃんに見せたわ……」
「そうだね……みなみちゃん……ずいぶん、成長したね」
「どこを見て言ってる、どこを? ……ちょっと、いつまで……あっ……なんで、あんなことしたんだろう? 覚えてる?」
「覚えてないの? みなみちゃん……」
「うん、ぼんやりとしか思い出せない……やっ……」
「そうなんだ……」
「あっ……ケンちゃんは覚えてるの?」
「じゃあ、約束したことも覚えてないんだ……?」
「約束?」
「……飛び火すると悪いので、念のため反対側にも、塗りますね……」
「あっ、ちょっ……幼稚園の年長のときよ……あっ……」
「……念のため、上の方にも塗りますねえ」
「ちょっと、そこは……あれは幼稚園の帰りだったわ……あっ……」
「そうでしたね……」
「今と同じように……あっ……ケンちゃんがお医者さんの役で……やっ……私、今みたいにケンちゃんに見せたわ……」
「そうだね……みなみちゃん……ずいぶん、成長したね」
「どこを見て言ってる、どこを? ……ちょっと、いつまで……あっ……なんで、あんなことしたんだろう? 覚えてる?」
「覚えてないの? みなみちゃん……」
「うん、ぼんやりとしか思い出せない……やっ……」
「そうなんだ……」
「あっ……ケンちゃんは覚えてるの?」
「じゃあ、約束したことも覚えてないんだ……?」
「約束?」