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官能ショートショート『25年目のお医者さんごっこ』
第1章
「はい、次の方どうぞ」
「こんにちは……お願いします」
「えーと……竹内みなみさん?」
「あ、はい……えっ!」
「あっ!」
「ケ、ケンちゃん? もしかして、ケンちゃんっ?!」
「え! みなみちゃん?!」
「そうよ、旧姓朝岡みなみよ! ケンちゃん、本当にあのケンちゃんなの?」
「ああ、春からこの大学病院に来たんだ」
「なんだ、こっちに帰ってきてるんなら言ってくれればいいのに、中学卒業して以来だから15年振りくらいかしら……」
「ごめん、来たばっかりで何かと忙しくて……」
「へえー、でも、あのケンちゃんが医者にね……」
「みなみちゃんは結婚したの?」
「う、うん……去年ね……」
「ふーん、そうなんだ……おめでとう……じゃ、立て込んでて、長話もなんので、始めますね」
「ちょ、ちょっと待って……ってことは、今日はケンちゃんが私を診るの?」
「そうですが、なにか問題でも?」
「なにか? って……えっ! ほかに婦人科の先生いないの?」
「今日は、お産が重なって皆出払っていて、看護士さえもいません。私ひとりです」
「じゃ、帰っていい? また違う日来るわ!」
「帰ってもいいですけど……えーと……今、予約入れると二週間後くらいになりますが……よろしいですか?」
「くっ……」
「どうしますか? 竹内みなみさん?」
「こんにちは……お願いします」
「えーと……竹内みなみさん?」
「あ、はい……えっ!」
「あっ!」
「ケ、ケンちゃん? もしかして、ケンちゃんっ?!」
「え! みなみちゃん?!」
「そうよ、旧姓朝岡みなみよ! ケンちゃん、本当にあのケンちゃんなの?」
「ああ、春からこの大学病院に来たんだ」
「なんだ、こっちに帰ってきてるんなら言ってくれればいいのに、中学卒業して以来だから15年振りくらいかしら……」
「ごめん、来たばっかりで何かと忙しくて……」
「へえー、でも、あのケンちゃんが医者にね……」
「みなみちゃんは結婚したの?」
「う、うん……去年ね……」
「ふーん、そうなんだ……おめでとう……じゃ、立て込んでて、長話もなんので、始めますね」
「ちょ、ちょっと待って……ってことは、今日はケンちゃんが私を診るの?」
「そうですが、なにか問題でも?」
「なにか? って……えっ! ほかに婦人科の先生いないの?」
「今日は、お産が重なって皆出払っていて、看護士さえもいません。私ひとりです」
「じゃ、帰っていい? また違う日来るわ!」
「帰ってもいいですけど……えーと……今、予約入れると二週間後くらいになりますが……よろしいですか?」
「くっ……」
「どうしますか? 竹内みなみさん?」