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失恋キューピッド
第2章 衝突
「いい加減にしなさいよ、友恵」
愛弓を背中に庇うように、晴世は友恵の前に立ちふさがる。
「晴世?」
「理由はどうあれ、これは友恵が悪いよ。矢野さんに謝りなよ」
「待ってよ晴世、私はただ…」
「謝って」
晴世の本気が伝わったか、友恵は瞳に涙を浮かべて唇を噛み締める。
そして、
「…悪かったわねッ」
愛弓の顔を見ようともせずにそう吐き捨て、友恵はロッカーから出した荷物を抱えて練習着のまま部室を飛び出していった。
「ごめんなさい、矢野さん。あの子、私と晃…川瀬君のこと誤解してて…二度とこんな真似させないから、許して」
「森本センパイは川瀬センパイの彼女じゃないんですね?」
「ええ、違うわ」
愛弓を背中に庇うように、晴世は友恵の前に立ちふさがる。
「晴世?」
「理由はどうあれ、これは友恵が悪いよ。矢野さんに謝りなよ」
「待ってよ晴世、私はただ…」
「謝って」
晴世の本気が伝わったか、友恵は瞳に涙を浮かべて唇を噛み締める。
そして、
「…悪かったわねッ」
愛弓の顔を見ようともせずにそう吐き捨て、友恵はロッカーから出した荷物を抱えて練習着のまま部室を飛び出していった。
「ごめんなさい、矢野さん。あの子、私と晃…川瀬君のこと誤解してて…二度とこんな真似させないから、許して」
「森本センパイは川瀬センパイの彼女じゃないんですね?」
「ええ、違うわ」