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失恋キューピッド
第6章 〜晴世side〜
『お似合い』と言われて緩む頬を引き締めて、いよいよ本題に入った。
「あの子と、ミユキが?」
私の問いに、矢野さんは眉間にシワを寄せて考え込む。
「なんだか…ムカムカするような…」
「あの子が高石君を『ミユキ』って呼んで、高石君があの子のためにクッキーを焼いてあげても、矢野さんは平気?」
「イヤです!」
サッと顔色を変えて勢いよく立ち上がると、
「あたし、ミユキのとこに行きます」
ペコリと頭を下げて走りだした。
「…ふー、これで一件落着、かしらね?」
「あの子と、ミユキが?」
私の問いに、矢野さんは眉間にシワを寄せて考え込む。
「なんだか…ムカムカするような…」
「あの子が高石君を『ミユキ』って呼んで、高石君があの子のためにクッキーを焼いてあげても、矢野さんは平気?」
「イヤです!」
サッと顔色を変えて勢いよく立ち上がると、
「あたし、ミユキのとこに行きます」
ペコリと頭を下げて走りだした。
「…ふー、これで一件落着、かしらね?」