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おねだりしてごらん
第2章 優しくない上司

カタカタカタカタカタ…
目の疲れが酷い。
パソコン画面の光が吐き気を催す。
お昼から何も食べてないからお腹も空いた。
けど…終わりそうにない…
ちらっと時計を見ると、もう二十二時を過ぎていた。
これ終わったら電車で帰んのか…
いっそのこと会社に泊まった方が安全のような気がする。
しかし一人って。
課長はついさっきまでいたが、何も言わずに帰ってしまった。
ちょっとイラッとしたので私も仕事に熱中するふりで無視した。
それにしても…
何か頭痛も酷いし。
眠気も――
ダメダメ。今日中にこの書類作らないと。
私は息を大きく吐いて、再びパソコンに向かった。

