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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第2章 遅刻の代償
金曜日の夕方、6時半前。
ちょうど、オフィスのビルのエントランスに降りてきたところで、
バッグの中で、電話が鳴りだす。
そして、取り出したスマホの液晶画面を見て、
私は、いつのように細く笑った。
フフッ……。
お正月が済み、正式に婚約をした、翌週のこと。
本当は、この日も、いつも通り彼と一緒に食事をして、
そのまま、私のマンションへと行く予定だった。
しかし、彼のお父様の手配で、
明日の土曜日の午前中に、ウェディングドレスの試着に行くことになり、
ならば、金曜日は、お互いにゆっくりとして、
土曜日に、一日、一緒にいようということになっていた。
ちょうど、オフィスのビルのエントランスに降りてきたところで、
バッグの中で、電話が鳴りだす。
そして、取り出したスマホの液晶画面を見て、
私は、いつのように細く笑った。
フフッ……。
お正月が済み、正式に婚約をした、翌週のこと。
本当は、この日も、いつも通り彼と一緒に食事をして、
そのまま、私のマンションへと行く予定だった。
しかし、彼のお父様の手配で、
明日の土曜日の午前中に、ウェディングドレスの試着に行くことになり、
ならば、金曜日は、お互いにゆっくりとして、
土曜日に、一日、一緒にいようということになっていた。