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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第3章 ハネムーン
そして、出会いはスイーツ専門店だったこと。

自分にない、彼女の力強い行動力に惹かれたこと。

何より笑顔が魅力的だったことを話してくれ、遠い目をしたままこう言った。


「その笑顔が、本当に冠汰くんはそっくりなんです」


それに私は、思わず微笑んだ。


「私も、彼の笑顔が大好きです。
正直、あの笑顔に引き寄せられたようなものですし」


そう言った私に、お父様の優しい目が戻ってきた。

そして、


「夏海さん。どうか、冠汰くんをよろしくお願いします。
そして困ったことが有れば、いつでも何でも言ってください」


静かにいう彼の目は、少し潤んでいるようにも見えた。
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