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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第3章 ハネムーン
その私の目の前で、小さく彼の顔が歪んだ。

そして、徐々に早く激しくなる律動と共に、私を繰り返し呼ぶ。


「ナッちゃん……、ナッちゃん……」


その声を耳元で感じながら、私は、押し寄せる絶頂の波にすべてを委ねた。


遠く柔らかな潮騒も、 互いの体から溢れる水音も、
もう、私の耳には届かない。


ただ、彼が愛おしく、
彼の熱に呑み込まれ、溶け込んでいくことが嬉しい。


だから、私を揺らす彼の熱をもっと欲しくて、私は、強く彼にしがみついた。


「あぁ、かん、く……、もう……」


そして、


「うん、一緒……」


吐息のような彼の声を感じながら、私は、震える体から意識を手放した。
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