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手と手と~そして君に~
第2章 森の中の君
「えっ」

僕は思わず声をあげはブランコから飛び降りた

裏庭に広がるうっそうとした森

幹や枝や葉が

幾重にも重なりあって、美しい緑の宝石箱

その奥に経つ

樹木と樹木の間に誰かがちらりと見えた

だれだろう?

立ち上がって目をこらして、こすって見た
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