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S彼ぇしょん
第2章 羞恥
「やっ!」

指は躊躇なく、また容赦もなく茂みを掻き分けグイグイと突き進む。

「ん? あらら……」

風間が、実に呆れた様子であやの表情を覗き込む。

「こんなにしちゃって……困った子だなあ……」

と、付け根の一番奥で指先を動かす。

「やぁだ……」

窓外には、サラリーマンや学生がひっきりなしに行きかっている。
その様子を気にしつつ、平静を装うよう勤めるあや。

しかし

「ほら、こんなに濡れちゃって……聴こえる?」

と、風間が指を挿入させ、かきまわしはじめた。
車内に、くちゅくちゅと卑猥な音が響く。
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