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第4章 覚醒

両手が、バンザイのように上がっているて、足も大きく開いている。

どうやら大の字になっているようだ。

手を下ろそうにも、引き寄せることができない。

足もそうである、閉じようにも、外から引っ張られているのか、動かすことができない。


少しづつ意識が戻りゆく。

自分はいま、風間と個室のベッドにいるはず、である。
隣にいるはず、と顔を左に向けてみるが、真っ暗で何も見えない。
それどころか、人のいる気配すらない。

自分の置かれている状態が読めず、あやの脳は軽いパニック状態に陥っていた。

そのとき