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S彼ぇしょん
第4章 覚醒

――あんなメール、送らなきゃよかった……
それはもう、後の祭り。
そう自分に言い聞かせてもなお、後悔せずにはいられない。
いつまで、こんな格好でいなければならないのか……
目の前を、黒い渦がグルグルと回っている。
――お願い……かえってきて……
どのくらい、時が過ぎたのだろうか。
縛られた手の指先、足先に若干の冷たさを感じはじめていたそのとき。
――カチャン……
遠くのほうで、金属の音がした。
――真さん!!
それはあやにとって救いの音……
の、はずだった……
それはもう、後の祭り。
そう自分に言い聞かせてもなお、後悔せずにはいられない。
いつまで、こんな格好でいなければならないのか……
目の前を、黒い渦がグルグルと回っている。
――お願い……かえってきて……
どのくらい、時が過ぎたのだろうか。
縛られた手の指先、足先に若干の冷たさを感じはじめていたそのとき。
――カチャン……
遠くのほうで、金属の音がした。
――真さん!!
それはあやにとって救いの音……
の、はずだった……

