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恋はどこからやってくる?
第3章 柏木の事情
バーテンに同じものを注文してやると、にっこりと笑ってみせたが、その下がった目尻が紺野に似ていた。
「ありがと♪」
グラスを合わせる仕草をしながら肩を寄せてくる男を、柏木は避けなかった。
横顔に絡み付く視線を感じながらグラスを飲み干す。
「お兄さん、色っぽいね」
右手の甲を中指でなぞられ、柏木はそれに応えて指を絡ませてやる。
「キミは可愛いな」
「ベッドでは野獣かもよ?」
「へぇ」
「見てみたい?」
意味深に微笑む男に柏木も笑みを返し、バーテンに声をかけた。
「チェックしてくれ」
立ち上がる柏木に早速腕を絡ませてくる。その様子をカウンターから見ているママの姿を、目の端で捉えながら振り向かず出口へ向かった。
「ありがと♪」
グラスを合わせる仕草をしながら肩を寄せてくる男を、柏木は避けなかった。
横顔に絡み付く視線を感じながらグラスを飲み干す。
「お兄さん、色っぽいね」
右手の甲を中指でなぞられ、柏木はそれに応えて指を絡ませてやる。
「キミは可愛いな」
「ベッドでは野獣かもよ?」
「へぇ」
「見てみたい?」
意味深に微笑む男に柏木も笑みを返し、バーテンに声をかけた。
「チェックしてくれ」
立ち上がる柏木に早速腕を絡ませてくる。その様子をカウンターから見ているママの姿を、目の端で捉えながら振り向かず出口へ向かった。