この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第67章 政略結婚でも愛し合った夫婦~小説 はなとゆめ より~
今、清少納言が一条天皇の中宮定子に仕え始めたところです。
枕草子にも描かれているように、この小説も清少納言目線で進行していくので、
年若い中宮定子は実に魅力的に描かれています。
☆中宮様は一条帝にとって、ほとんど全てといっていい御方でした。
一条帝の妻であり、恋人であり、おもてなしをする座のあるじともなり、
ときに舞台の演出を司り、教師として導き、そして興味をともにする学友として
交流する。
略 中宮様ほど等しく愛に生きた方を、わたしはついに知ることがありませんでした。
何より中宮様こそ、若き天皇である一条帝を、誰よりも深く愛しておられたのです・
ありったけの力を尽くして愛し合う。それがいわばお二人の宿命であったのでしょう。 ☆☆
文中から抜粋させて頂きました。
一条天皇と定子は政略結婚です。しかし、この二人が深く愛し合い、
実家の没落後は出家して尼とまでなった定子を天皇が還俗させてまで
召し出したことは有名です。
魅力的な年上妻の定子は一条天皇の深い寵愛を受けました。
それはライバルである道長の娘彰子が入内した後も続き定子は
天皇との間に一男二女をもうけたものの、末の内親王の出産後、
後産がなく、その日のうちに亡くなります。わずか二十代半ばでした。
この辺りまで来ると、面白くなってきました。
枕草子にも描かれているように、この小説も清少納言目線で進行していくので、
年若い中宮定子は実に魅力的に描かれています。
☆中宮様は一条帝にとって、ほとんど全てといっていい御方でした。
一条帝の妻であり、恋人であり、おもてなしをする座のあるじともなり、
ときに舞台の演出を司り、教師として導き、そして興味をともにする学友として
交流する。
略 中宮様ほど等しく愛に生きた方を、わたしはついに知ることがありませんでした。
何より中宮様こそ、若き天皇である一条帝を、誰よりも深く愛しておられたのです・
ありったけの力を尽くして愛し合う。それがいわばお二人の宿命であったのでしょう。 ☆☆
文中から抜粋させて頂きました。
一条天皇と定子は政略結婚です。しかし、この二人が深く愛し合い、
実家の没落後は出家して尼とまでなった定子を天皇が還俗させてまで
召し出したことは有名です。
魅力的な年上妻の定子は一条天皇の深い寵愛を受けました。
それはライバルである道長の娘彰子が入内した後も続き定子は
天皇との間に一男二女をもうけたものの、末の内親王の出産後、
後産がなく、その日のうちに亡くなります。わずか二十代半ばでした。
この辺りまで来ると、面白くなってきました。