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第82章 夫と息子への愛に生きた女～韓流時代劇　九家の書～

　この20年間、ずっと待っていたの。あなたにいつか再会したら、

　今度こそ私の愛を示して、あなたに心から謝りたいと

　すべての記憶を取り戻し、ソファの死とひきかえに、ウォルリョンは悪鬼となることを

　すんでのところで免れた。

　ソファの名を呼びながら腕に抱いて号泣するウォルリョン。

　【画像　2枚　あり】


ここのシーンは圧巻でした。

　ウォルリョンが抱いているソファが若い頃を演じたイ・ヨニさんになったり、

　現在のユン・セアさんになったり、映像が変わります。

　ウォルリョンが幸せだった新婚時代を思い出しているのです。

　本当にウォルリョンもソファもあまりに可哀想すぎる

　ここで、私の涙腺は完全に崩壊、ウォルリョンに負けないほど泣いてしまいました

　本当に14巻は見所がいっぱいです。

　見る人をグイグイと引っ張っていくので、息もつけないくらいです。

　ソファは自らの胸に短剣を突き立て、自らの生命をもって

　ウォルリョンに対して〝変わらない愛〟を示しました。

　ソファを突き動かしたのは夫ウォルリョンへの女としての愛、更に息子ガンチへの

　母としての愛であったろうと思います。

　母として息子と父親を闘わせたくない。

　女として妻として愛する男に今度こそ、真の愛を伝えたい。

　その一念であったろうと思います。

　単なる男と女のメロドラマじゃないところが最高に良い。

　こで描かれるのは男女の愛の他に親子の愛、師弟の愛、国を愛する民の愛、

　民を愛する為政者の愛。

　様々な種類の愛が壮大なスケールで描かれています。

　奥の深いドラマだと思います。

　そして、その様々な愛を描く物語りの序盤として見る人を引き込んだ

　ウォルリョンとソファの哀しい恋の物語りはこうしてソファの死で幕を閉じた。

　これは正直、意外でした。

　私はウォルリョンが怒りと恨みのあまり、ソファを殺し自らは息子であるガンチに

　殺されるのかと思っていた！

　完全に良い意味で外れました。

　あと残すのは二巻だけとなりました。

　だらだらと語っているだけなので、このドラマの面白さは是非、本編をご覧になって

　体感してみてくださいね！

　失礼しました。