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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第12章 あなたが生まれた朝~SAYAKAへ~
看護士さんに抱かれて部屋にやってきたあなた
瞳を閉じて気持ちよそうに眠っていたね
おばあちやんとママがのぞき込むと
ゆっくりと小さな瞳が開いた
〝勝手に私の話をしようられぇ、そう言うとるようじゃなぁ〟
おばあちゃんがあなたを見て笑った
妊娠後期での大病
更に出産間際には担当医から
出産には生命の危険が伴うことまで告げられた
あまりのアクシデント続きに泣いた日々
そんな出来事を乗り越えて
あなたはママのところにやってきた
あれからもう八年
ママの可愛い末っ子は
おしゃまで泣き虫 少しだけしっかり者の女の子になった
不思議な話だけど
生まれてきた我が子と初めて逢ったときのことを憶えているのは
あなたのときだけ
上のお姉ちゃんやお兄ちゃんたちは言えないけどね
いつか
あなたが大きくなった時 話してあげたい
あなたが生まれた朝のことを
瞳を閉じて気持ちよそうに眠っていたね
おばあちやんとママがのぞき込むと
ゆっくりと小さな瞳が開いた
〝勝手に私の話をしようられぇ、そう言うとるようじゃなぁ〟
おばあちゃんがあなたを見て笑った
妊娠後期での大病
更に出産間際には担当医から
出産には生命の危険が伴うことまで告げられた
あまりのアクシデント続きに泣いた日々
そんな出来事を乗り越えて
あなたはママのところにやってきた
あれからもう八年
ママの可愛い末っ子は
おしゃまで泣き虫 少しだけしっかり者の女の子になった
不思議な話だけど
生まれてきた我が子と初めて逢ったときのことを憶えているのは
あなたのときだけ
上のお姉ちゃんやお兄ちゃんたちは言えないけどね
いつか
あなたが大きくなった時 話してあげたい
あなたが生まれた朝のことを