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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第116章 流れる~川辺の秋桜~
必死で流れに逆らおうとしていた頃
ある人がこんなことを言った―しなやかに したたかに生きる
思えば あの頃のその女性が今の私の年齢くらいだったのだろうか
二十代では言葉は理解できても心では受け入れられなかった生き方も
あの頃のあの人と同じ年代になった今なら
よく判るような気がする
―しなやかに したたかに生きる
流れに逆らうのではなく 流れに乗って自らの意思で泳いでゆく
目指すのは従順ではなく 柔軟な生き方
秋の逆風にも揺るがず 凜として頭を上げて咲き誇る
一輪の秋桜のように
ある人がこんなことを言った―しなやかに したたかに生きる
思えば あの頃のその女性が今の私の年齢くらいだったのだろうか
二十代では言葉は理解できても心では受け入れられなかった生き方も
あの頃のあの人と同じ年代になった今なら
よく判るような気がする
―しなやかに したたかに生きる
流れに逆らうのではなく 流れに乗って自らの意思で泳いでゆく
目指すのは従順ではなく 柔軟な生き方
秋の逆風にも揺るがず 凜として頭を上げて咲き誇る
一輪の秋桜のように