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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第122章 朝霧~幻の湖に魅せられて~
茫然としている私を乗せて
列車は走り続ける
まだ朝霧にうっすらと包まれる田園風景が遠ざかっていった
ピィーッ
列車のあげる音が朝の深い静けさを震わせる
雲間から差し込む今日最初の陽光が
少しずつ白い靄を消してゆく

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