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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第131章 初花
すべてのものが鈍色に沈み込んだ風景の中
白い息が真冬の凍てつく大気に溶けてゆく
―ああ、寒い。
呟いて小走りに屋内に駆け込もうとした瞬間
視界の片隅を鮮やかな色彩がよぎった
思わず振り返らずにはいられず
呼び止められるかのように視線を向けたその先に
艶やかな紅椿が寒風に揺れている
小さな小さな今年初めての紅椿
まるで その場所だけポッとささやかな灯りを点したように明るい
そこにあるだけで
誰かの心をこんな風に暖めることができる
小さな花一つに大きな力があることを知った
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