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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第132章 〝くろちゃん〟のひなたぼっこ
いつからともなく我が家に住み着いたこの野良猫を
私は〝くろちゃん〟と名付けた
丁度 私たち母子は買い物に出かけようとして
自転車でくろちゃんのすぐ傍を通っても
〝彼女〟はピクリとも動かず
相変わらず のんびりとひなたぼっこをしている
こんなに人慣れしている野良も珍しい
我が家の庭には私が子どもの頃から
幾世代にも渡って野良猫が住み着いているが
どんな猫も人が少しでも近づこうものなら飛ぶように逃げていった
私は〝くろちゃん〟と名付けた
丁度 私たち母子は買い物に出かけようとして
自転車でくろちゃんのすぐ傍を通っても
〝彼女〟はピクリとも動かず
相変わらず のんびりとひなたぼっこをしている
こんなに人慣れしている野良も珍しい
我が家の庭には私が子どもの頃から
幾世代にも渡って野良猫が住み着いているが
どんな猫も人が少しでも近づこうものなら飛ぶように逃げていった