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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第134章 言葉にならない
思えば私の母は強かった
私は一人っ子
しかも親元を離れる直前 父が突如として亡くなった
そんな中でも笑顔で見送ってくれた
私には まだ三人の娘たちがいるのに
毎日ため息ばかりついている
けれど お姉ちゃんや妹たちがいても
君の代わりは誰にもなれない
母はそんな風にも思うのです
今の自分に私を見送ってくれた母のような勇気は到底ない
毎日カレンダーを眺めては涙ばかりだ
旅立つ息子を見送るに際して
想いを言葉に託したいと思ったけれど
何も浮かんでこない
私は一人っ子
しかも親元を離れる直前 父が突如として亡くなった
そんな中でも笑顔で見送ってくれた
私には まだ三人の娘たちがいるのに
毎日ため息ばかりついている
けれど お姉ちゃんや妹たちがいても
君の代わりは誰にもなれない
母はそんな風にも思うのです
今の自分に私を見送ってくれた母のような勇気は到底ない
毎日カレンダーを眺めては涙ばかりだ
旅立つ息子を見送るに際して
想いを言葉に託したいと思ったけれど
何も浮かんでこない