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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第157章 友人を見送るように~今年の白木蓮~
「友人を見送るように~今年の白木蓮~」
今年もまた大好きな花の季節が巡ってきた
純白の花びらを幾重にも重ねた ふんわりとした大輪の花たち
ー白木蓮ー
今年は暖冬のせいか
一週間前に蕾みが膨らみ始めたかと思うと
すぐに花開いた
そして既にもう 盛りを過ぎて散り始めている
花が美しく咲き誇るのは
一年の中でたった数日に過ぎない
なのに花たちは
何故 ああも精一杯咲こうとするのか
花ひらく ひと刹那のために長い冬を耐えて過ごし
誰が見ていなくても季(とき)を知り
花ひらき やずて人知れず散る
今年もまた大好きな花の季節が巡ってきた
純白の花びらを幾重にも重ねた ふんわりとした大輪の花たち
ー白木蓮ー
今年は暖冬のせいか
一週間前に蕾みが膨らみ始めたかと思うと
すぐに花開いた
そして既にもう 盛りを過ぎて散り始めている
花が美しく咲き誇るのは
一年の中でたった数日に過ぎない
なのに花たちは
何故 ああも精一杯咲こうとするのか
花ひらく ひと刹那のために長い冬を耐えて過ごし
誰が見ていなくても季(とき)を知り
花ひらき やずて人知れず散る