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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第158章 繋がれてゆく生命~花*花。。。未来へ~
「繋がれてゆく生命」
我が家の目と鼻の先に桜がある。庭といえないこともないが、正しくいえば、我が家の寺の前のささやかな空き地に植わっているのだ。そこに桜が植えられたのはかれこれ二十余年も昔になる。当時、うちの寺で会館新築が始まり、長年、庭にあった桜が伐採されることになった。できるだけ残しておきたかったのだけれど、桜のある場所が会館の玄関先と重なり、出入りに邪魔になるというので、切らざるを得なくなった。