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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第167章 宵闇の紫陽花
宵闇の紫陽花



薄墨を溶き流したような宵闇が忍び寄る時間
庭の片隅でひそやかな囁きが交わされる
ーそろそろ あたしたちの時間ね。
ー今夜は、どんなお喋りをしようかしら。
ふと耳を澄ませば 
花たちのさざめきが聞こえてはこないだろうか
夕立の後の庭は
かすかに雨と濡れた土の匂いが立ちこめている
数日前から紫陽花の色が目に見えて深く染まり始めた
そろそろ梅雨入りなのだと
花たちが無言で季(とき)のうつろいを告げてくれる
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