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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第171章 夏の三者面談~祈り~
二年前 息子の面談のために同じ駅のホームで
列車を待ったあの夏には
まさか今のような事態になるとは想像さえしなかった
恐ろしい疫病が日本だけでなく
世界中で恐ろしい魔物のように荒れ狂い
死神がふるうという大鎌のごとく
罪無き人々の生命を奪ってゆく
テレビのニュースでは連日
悲惨な感染の状況が映し出される
明日は我が身かもしれないと
息を殺して怯えながら暮らすのがもはや日常になってしまった
旅行はおろか
市内の繁華街やデパートに出掛けることも躊躇われる
列車を待ったあの夏には
まさか今のような事態になるとは想像さえしなかった
恐ろしい疫病が日本だけでなく
世界中で恐ろしい魔物のように荒れ狂い
死神がふるうという大鎌のごとく
罪無き人々の生命を奪ってゆく
テレビのニュースでは連日
悲惨な感染の状況が映し出される
明日は我が身かもしれないと
息を殺して怯えながら暮らすのがもはや日常になってしまった
旅行はおろか
市内の繁華街やデパートに出掛けることも躊躇われる