この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第194章 雑草のごとく~あるがままに~
ずっと以前、私は〝花はどこでも咲かせられる〟という持論を披露し、自分が与えられた今の場所で精一杯咲くことの大切さを訴えた。けれども、雑草は花でさえない(或いは花も付けているのかもしれないが)。そういう存在であったとしても、いや、あるからこそ、〝己れ〟というものを全身で受け止め頭(こうべ)を上げて今の場所にすっくと立っている。何とも素晴らしいーなどと陳腐な一言で片付けるには勿体なさすぎる。
たとえ人生に何が起こったとしても、〝あるがままに〟受け容れられる人は、きっと最強だ。今更ではあるが、私は大きな試練を経たにも拘わらず、依然として〝あるがままに〟の境地には程遠い。強いて言えば、一歩くらいは近づいたといえるかもしれない、そんなところだ。全く情けない限りではあるが。
だが、少なくとも、そのような心持ちもこの世の中には存在することだけは忘れたくないと思う。今回はデルフィニウムの便箋と〝新宿の雑草〟のクリアファイルを購入した。この摩訶不思議かつ美しいデザインを眺めては、心の淀みを洗い流し、生きてゆく上で最も大切なことを思い出したいものだ。
美しきものは心を癒やし潤す効果があるというが、まさにその好例なのかもしれない。
たとえ人生に何が起こったとしても、〝あるがままに〟受け容れられる人は、きっと最強だ。今更ではあるが、私は大きな試練を経たにも拘わらず、依然として〝あるがままに〟の境地には程遠い。強いて言えば、一歩くらいは近づいたといえるかもしれない、そんなところだ。全く情けない限りではあるが。
だが、少なくとも、そのような心持ちもこの世の中には存在することだけは忘れたくないと思う。今回はデルフィニウムの便箋と〝新宿の雑草〟のクリアファイルを購入した。この摩訶不思議かつ美しいデザインを眺めては、心の淀みを洗い流し、生きてゆく上で最も大切なことを思い出したいものだ。
美しきものは心を癒やし潤す効果があるというが、まさにその好例なのかもしれない。